かつて嫌いだったモノ達と向き合う毎日
2014.02.21 Friday
趣味のダイエットは完全に趣味ではなくなり、すでに自分史上最高体重を齢40半ばで更新してしまったワタクシ。
最近の趣味は、バイクを4ヶ月お休みして、かつて若い頃の自分が反発を感じたり、生理的に毛嫌いしていたモノ達と新たに向き合ってみる事です。
音楽しかり、文学しかり、思想しかり。
ただ何となく好きな事とか、何となく嫌いな事に、明確な自分的理由づけが欲しくなる年頃なのでしょうか?(笑)
本業の音楽では、大学時代の恩師、ハンガリーのリスト音楽院のエルジェーベト・トゥーシャ先生が得意とされ、造詣が深かったリストや民族音楽色の強いバルトーク、コダーイ等を見直しています。
学生時代はまったくといって良いほど興味をそそられなかったのですが、せっかくハンガリーの権威から学べるのだからと自分で言い聞かせて色々弾いてはレッスンしていただいたものです。
その当時は何となく面白いかも?くらいだったバルトークなど、生徒に教える立場になると、いかにシステマチックで音楽的遊び心に溢れているのかが理解できるようになり、大好きになりました!(笑)
リストもしかり。
マニアックなB-A-C-Hの主題による変奏曲など、当時イヤイヤ譜読みをしたものが、偏見的リスト観であった事が理解できるようになりましたし、リスト自身の人間性にとてもシンパシーを感じるようになりました。
年齢とともに、心情的変化を自覚する今日この頃です。(笑)
ウェーベルンやヒンデミットも最近魅力を再発見!
iPodの力大なり!
ただし、久しぶりにじっくりとマーラーのシンフォニー全9曲(大地の歌も含む)と歌曲を聴きましたが、やはり趣味じゃありませんでした。(苦笑)
聴いていると、胃や腎臓、肝臓に石が出来そうな気持ちになります。
コレは相変わらずでした。(笑)
逆にオーケストレーションの巧みなリヒャルトシュトラウスやワーグナーなど、若い頃は華やかで好んで聴いたものでしたが、今は薄い印象。
くどくて、面倒くさくて野暮ったいブルックナーの方に今は親近感を覚えます。
きっと私自身が、面倒くさくて、野暮ったいダサいオヤジになっているということなのでしょう。(笑)