公人と個人を考える。おみりん的考察(靖国問題について)
2013.12.29 Sunday
靖国問題がここに来て、近隣諸国のみならず、世界から非難を受ける形になっています。
ワタクシ個人の意見としましては、現在の日本国国民として生きている限り、日本国の国民と国土。そして家族の未来を護るために散華していった英霊達に感謝とこれからの日本を過ちをおかさず、守っていく決意を示して参拝する事は当然だと思っていますし、事実毎年参拝しています。
しかしその気持ちの中には、戦犯を肯定しているだとか、近隣諸国の気持ちを逆撫でているつもりなどは毛頭ありません。
明治以降の戦争において政治的、思想的、外交的思惑の外で時の権力にも関係なく、この国のために家族を護るために命を散らしていった英霊に対して自分自身の決意表明としてお参りするのです。
靖国神社に参拝する多くの日本人は私と同じような気持ちなのではないでしょうか?
きっと安倍総理も一個人的参拝と公言されての参拝の意図は、私と大差ないのだと思います。
個人としての安倍総理に、ワタクシは賛同いたします。
個人的参拝に対して外国からとやかく言われる筋合いは無いとさえ思っています。
しかし安倍総理は公人であり日本国民の民意を代表する総理大臣の立場なので、特に政治的に敏感に問題に関しては個人的問題だけではすまないのは仕方ないところ。
政治的、外交的にはその国の弱いところを突っつくのは外交の鉄則ですから近隣諸国の猛抗議は想定していたのでしょう。
それを受け入れてでも、一日本人としての個人的参拝を実行したことは、シンプルに自分の誠意に従った信念ある行動で素晴らしいと思います。
しかし最近の安倍総理の秘密保護法案の強硬的採決や国連平和維持活動韓国軍への弾薬支給問題。
沖縄基地移設問題と絡めてこの時期の靖国神社参拝を考えると、近隣諸国だけでない欧米諸国から見ても、日本が過去に立ち返って危険な国家にに戻りそうなのでは?
という不安は確かに煽ってしまうのではないか?
と私は懸念しています。
実際の日本人からしてみれば、そんな事にはなり得ないし、そんなことには絶対に国民がさせないし、当の安倍総理だってそんなことこれっぽっちも思っていないと思います。
ワタクシ的には秘密保護法案に対してだって野党とかが大げさに騒ぎすぎだと思っていたくらいですから。
でも問題はアメリカやロシアまでから非難を浴びたことにより、中国、韓国はさらに勢いづいてこの問題をつっついてくるし、アメリカは市場経済も含め、中国とケンカはしたくないのが本音ですから、益々アジアの不和を煽った日本をやれやれと思っている事でしょう。
私は納得していませんが、沖縄基地問題に一定の目処をつけ、今年中に靖国神社参拝もして内閣支持率も上げ、カッコ良く年越しのつもりだったのだと思いますが、まったく考えが足りなかったのではないでしょうか?
私のように靖国問題を考えている日本人の気持ちにも、水を差してくれてしまったと思うと残念でなりません。
公人と個人。
本当に難しい問題ですね。
親切な四国の人々
2013.12.29 Sunday
昨日の話の続きですが、11時間のピティナステップ審査の合間一時間の間に徳島市内ひょうたん島一周遊覧船に乗った時のこと。
審査に遅れるわけにはいかないので正確な乗船時間とあわぎんホールまで時間までに帰れるかと船頭さんにお聞きすると、遊覧の後この船であわぎんホールの船着き場まで送ってくださるとの提案をいただきました。
とても恐縮しましたが、旅先の人様のご親切は、身にしみてありがたいもの。
お言葉に甘えて送っていただきました。
写真は別れ際の船頭さん。
この後の審査はとても心身ともに充実して終えることができました。
ステーションのスタッフの先生にこのことをお話したところ、四国では昔からお遍路さんが多く巡礼しているので、親切な方が多くおもてなし精神にあふれているとのこと。
なるほど。合点がゆきました。
この思い出ひとつでも徳島の印象は忘れないと思います。
私も器の大きな人間にならねば。