密室の恐怖!(JAL 福岡線)俺も日本人だねぇ〜
2009.10.31 Saturday
最近大切な生徒さんをお預かりしている自覚と、自分が出演するコンサートのコンディションづくりのため、体調管理にはとても気を遣うようになりました。
プロなら当たり前の事なのですが、ついこの間、そう!ウワサのA型インフルエンザが流行りだすまでは、本当に無頓着だったわけで、、、
さて今日からはいつもの九州出張。JALで福岡空港へ。
いつものように一番最後に(笑)機内に乗り込みました。
三人掛けのシートは、二人分空いていて「おっ!ラッキー、ゆったり座れる〜」と思っていると、、、、
マスクをして脂汗をかいたあか〜い顔のお兄ちゃんがとなりにやって来るではありませんか!
ジェントルマン?でポーカーフェイス?で海よりも広い心を持つ私は、当然自然体で悠然と構えていたわけであります!(カッキー)
しかししばらくするとお兄ちゃん、何だか本当につらそう。
ゴホゴホ咳するし、空気で膨らませるコルセットみたいな医療用の枕を口でじゃなくて、血圧計る時に使う黒いゴムで空気入れてるし、絶対に38度以上熱あるような微妙にむくんだ紅いかおしてるし、つらそうだなぁ、かわいそうだなぁと思う気持ちとともに、さすがにわたくし、ちょいと不安を感じ始めたわけで、、、、、
持ってきたマスクはバッグにしまい込んで棚の上。
飛行時間は、まだ一時間位。どうしょうかな〜?
などと考えているうちにドリンクサービス。
私はお茶をもらい、お弁当を食べはじめたのでありました。お兄ちゃんはスープを注文。そして何やらガサゴソはじめたのでありました。
はい〜。皆様お察しのとおり、おくちゅり飲んでる。
おくちゅり飲んでる。
スープでおくちゅり飲んでるよ〜!(リフレインではなく三種類)
え〜、もちろん市販のものではありません。病院で処方されたものでした。
インフルか?
インフルなのか?
インフラ整備?
はじめて感じるプレッシャー。(笑)
でもプレッシャーといえば、お兄ちゃん自身が一番感じているわけで、、、今の自分の状態が周りに与える影響をいやとうう程感じていることが、仕草からも明らかに見てとれるわけで、、、、、
しかも、通路を挟んだ隣のおばちゃん、ついにシレッとイヤミなんか言い出すし、、、
もちろんわたしゃ西郷どんのように、態度は崩しませんでしたが。
う〜ん?どうしたものか?
お兄ちゃんに気をつかわせないよう、人間としての器を見せるべきか?
それともクールにさりげなく棚からマスクを出すか?
皆さんならどうしますか?こんな時?
私は、トイレに立って、こっそりうがいして、棚からマスクを取らずに席に戻りました。(笑)
中途半端のどっちつかず〜!
意味ねぇ〜!
俺もすっかり日本人だなぁ〜。(笑)
さあこんな時ドイツ人ならどうするでしょうか?
多分十中八九直接本人に、
「君はA型インフルエンザかね?」
と聞くでしょう!
もし「はい」などと答えたら、大激怒ですが、そうでないと聞いたら軽いジョークでも飛ばしてすぐに席を立ち、一応うがいでもとか言ってトイレでうがいして、マスクを棚から出して座るでしょう。
三年前なら私も確実にそうしていたと思います。日本人の美徳、察しと思いやり。
少しは私にも身についたと喜ぶべきなのでしょうか?
それとも、、、、(笑)